福井商業高校
支える速球の村岡君に切れの滝波君


3月25日のセンバツ開幕まであと1カ月余り。福井商伝統の投手を中心とする守備力に加え、今年のチームは強力打線も売り物だ。投手力、打撃力、守備・機動力の3回に分けて福井商の戦力を分析するとともに、大会までに克服すべき課題についても検証する。 【阪本麻記子】

2年生エース、中谷圭佑投手を柱に、村岡栄二(3年)、滝波優(2年)両投手が控える。

中谷投手は2年生とは思えない度胸に定評があり、北野尚文監督も「試合で自分の力を発揮できる強さがあり、大きく崩れることがない」と信頼を置く。

 技術面では、制球力と変化球が持ち味の技巧派。最速130キロと平凡だが、柔らかい肩から繰り出される球は、手離れが遅いうえに力があるため、「打者は実際のスピードよりも速く感じるはず」と北野監督は言う。球速も、この1年で10キロ速くなっており、センバツまでにはさらに速くなる可能性がある。また、実戦で十分に通用するカーブとスライダーも持つ。

秋の県大会では決勝戦で強力打線を誇る福井を完封し、優勝に貢献。北信越大会でも2試合を完投で勝利するなど、実力は実証済みだ。

 181センチ、80キロと体格に恵まれた右の本格派・村岡投手は、最速135キロ。北野監督は「体格を生かし切ったピッチングができれば、もっと速く、威力のある球が投げられるだろう」と期待を寄せる。秋の県大会では2試合で完投勝利するなど、スタミナは十分だ。

 滝波投手は切れのいい直球とカーブが武器。公式戦には登板していないが、同じ2年生の中谷投手がエースを任されていることに刺激を受けているといい、あと一歩の実力アップが待たれる。

 北信越大会決勝では、先発の村岡投手が金沢(石川)打線につかまり、惜しくも優勝を逃がした。「センバツで勝ち抜くためには、もう一人、投手が育ってほしい」と北野監督。中谷投手を支える投手の成長が、福井商が甲子園で勝利するカギとなりそうだ。

◆公式戦(8試合)の成績◆

     試回奪被四失自完防

     合 三安死 責 御

     数数振打球点点封率

中谷圭佑 5381526156511.18

村岡栄二 421181568823.43

滝波 優 000000000

(毎日新聞2月8日)

 

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